4/17 認知症の人と家族の会 静岡県支部浜松地区会

カテゴリー │「居宅恵」からのお知らせ(公社)認知症の人と家族の会 静岡県支部浜松地区会

皆さまこんにちは。
認知症の人と家族の会 静岡県支部浜松地区会事務局です。

4月の浜松地区会は

認知症当事者0名
現家族介護者6名
地域の支援者3名(過去に介護を経験された方、専門職の方など)

合計9名の方が参加されました。

この日の話題提供は「高齢者の栄養管理」について。

大塚製薬株式会社主催
全国認知症ケア専門士会協力により実現した
オンラインセミナー「高齢者の栄養管理」
(講師:北海道医療大学看護福祉学部 教授 山田律子先生
座長:株式会社浜松人間科学研究所 代表 奥山惠理子)

を皆さまと視聴し、

高齢者、特に認知症の方の

・栄養管理の重要性
・「食べること」の喜び
・認知症、またその他の疾患の特性からみる「なぜ」食べられないのか、「どうしたら」食べられるかもしれないのか

についてをケア(介護)の視点から学びました。

4/17 認知症の人と家族の会 静岡県支部浜松地区会


視聴し終わったあとの参加者からは

・認知症が進んでからもお洒落なお店へ出かけることで食べること、また生きることへのモチベーションを維持されたお母様のお話。

・食べることが大好きなお義母様、食べ終わってからもすぐに片づけずに器を少しそのままにすることで、食べたことを忘れずに余韻を感じられるように工夫されているお話。

・高齢者施設の厨房でお仕事をされている方からは、どこまでご利用者様本人のために「食べられる工夫」を検討して差し上げられるか。
明日からまた頑張りたいって思いました、というお話。

・水分を摂りすぎるとトイレの課題が増えるため控えめにしているが、これから暑くなってくるので脱水の問題が心配。
また夜にトイレに起きた時に、うっかり出しっぱなしにしていたクッキーの缶を見つけて食べてしまったみたい。
体重が増えてきているので食事を少し制限しているが…というお話。

(これに対して参加者から、
でも夜中のクッキーきっとすごくすごく美味しかったですね。
食べたいものを食べることはやっぱり人間の大きな喜び。母の介護を振り返ってみて、どこまで制限するのが良かったのかは難しい、というお話も出ました。)


また
・現在入所施設を探されている方のご家族からは、「肉体的な負担が大きく入所はやむを得ない。でも外食やお刺身が大好きなお父様と、これからも頻繁にお出かけを楽しみたい。そうすることで、お父様の食べる楽しみを支えていきたい」というお話が出ました。

食べることってほんとうに大きな喜びになりますね、と皆さま深くうなずかれつつも、今なお大きな課題であるコロナの問題へと話題は移り、
施設は入居者を守るためにもコロナ感染対策のルールが厳しい。
面会人数や外食制限も、やむを得ないと理解はしているが、やはり家族にとってはつらい時代ですねと
お気持ちを共有しました。

「食べる」ことを巡っては、参加者それぞれに本当にたくさんの想いや話題があり、
改めて、人にとって「食べる」ことがいかに大切なことであるかを実感いたしました。



次回の浜松地区会は
5月15日(第3水曜日)10:00~12:00です。

認知症に関するお話をしたい方、聴きたい方
ぜひいらしてください。


会の詳細はこちらをご覧ください。

☏053-522-8840

でお問合せを受け付けております。